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2019.2.17 update背景 最近、さまざまな法令(特にEU REACH規則やRoHS指令)でフタル酸エステルが規制されており、実質、新規では使用できない状況になっている。ここではフタル酸エステルについて説明する。フタル酸エステルとはフタル酸エステルとはフタル酸とアルコールが脱水反応してできるものです。フタル酸にさまざまなアルコールを反応させることにより、フタル酸エステルを合成することがで...

2019.2.17 updateフタル酸エステルの例フタル酸エステルはさまざまな樹脂と相溶しやすく、揮発しにくい特徴を活かして、樹脂の可塑剤として使用されることが多いです。以下の表はRoHS指令の制限物質のフタル酸エステル4物質です。日本語名英語名略称CAS No.用途(NITE-CHRIPより)フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)Bis(2-ethylhexyl) phthalateDEHP117...

可塑剤とは硬い樹脂を軟化させ、加工性をよくするための液状の材料である。ポリ塩化ビニルにおけるフタル酸エステル(特にフタル酸ジエチルヘキシル、DEHP)が最も多く使用されている。可塑剤の性質可塑剤は樹脂の網目構造中に入り込み、分子間の結合を弱め、樹脂を軟化させることができる。そのため、樹脂と可塑剤の相溶性(親和性)は非常に重要である。相溶性が悪いと可塑剤が分離しやすくなり、軟化しにくい。可塑剤の適正...

フタル酸エステルは、国内海外通じて多くの規制があります。日本語名英語名略称CAS No.RoHSSVHC認可対象物質制限対象物質化管法安衛法表示通知食品衛生法おもちゃ用途(NITE-CHRIPより)1フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)Bis(2-ethylhexyl) phthalateDEHP117-81-7○○○○○○○塩化ビニル樹脂可塑剤,塗料・顔料・接着剤溶剤2フタル酸ブチルベンジルBut...

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