スポンサーリンク

危険物第5類 自己反応性物質

加熱や分解時の自己反応により、多量の発熱、または爆発的に反応が進むもの(液体or固体)

 

特性

  • いずれも可燃性の固体/液体である。
  • 比重は1より大きい。
  • 燃焼速度が速い。
  • 加熱、衝撃、摩擦等により発火し、爆発するものが多い。

 

スポンサーリンク

 

火災予防の方法

  • 火気や加熱などを避けること。
  • 衝撃や摩擦などを避けること。
  • 通風のよい冷暗所に保管すること。

 

消火の方法

  • 一般的には大量の水が最も効果的で、泡消火剤も使用可能であるが、可燃物と酸素供給源が共存している物質なので、きわめて燃焼が速く消火は困難である。

 

危険物第5類の物質例

品名 物質名 CAS No(参考) 性質 指定数量 危険等級
有機過酸化物 過酸化ベンゾイル(BPO) 94-36-0

a)第1種自己反応性物質

 

b)第2種自己反応性物質

a)10kg

 

b)100kg

a)Ⅰ

 

b)Ⅱ

メチルエチルケトンパーオキサイド 1338-23-4

硝酸エステル類

 

硝酸メチル 598-58-3
硝酸エチル 625-58-1
ニトログリセリン 55-63-0
ニトロセルロース 9004-70-0
ニトロ化合物 ピクリン酸 88-89-1
トリニトロトルエン

67483-29-8
(異性体多数)

ニトロソ化合物 ジニトロソペンタメチレンテトラミン 101-25-7
アゾ化合物 アゾビスイソブチロニトリル(AIBN) 78-67-1
ジアゾ化合物 ジアゾジニトロフェノール 4682-03-5
ヒドラジンの誘導体 硫酸ヒドラジン 10034-93-2
ヒドロキシルアミン ヒドロキシルアミン 7803-49-8
ヒドロキシルアミン塩類 硫酸ヒドロキシルアミン 10039-54-0
その他のもので政令で定めるもの アジ化ナトリウム 26628-22-8
硝酸グアニジン 506-93-4
1-アリルオキシ-2,3-エポキシプロパン 106-92-3
4-メチレン-2-オキセタノン(ジケテン) 674-82-8
全各号に掲げるもののいずれかを含有するもの

a)第1種自己反応性物質
孔径が9ミリメートルのオリフィス板を用いて行う第1条の7第5項の圧力容器試験において破裂板が破裂するものであることをいう。
b)第2種自己反応性物質
第1種自己反応性物質以外のものであることをいう。

 

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トップへ戻る