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オゾン層保護法 特定物質代替物質追加

2019.1.27 update

 

 

「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律施行令等の一部を改正する政令」が2018年8月7日に公布され、2019年1月1日より施行されました。従来の特定物質に加えて、代替フロン(ハイドロフルオロカーボン)を特定物質代替物質(モントリオール議定書附属書Fのグループ1と2)として追加しました。

 

背景

2016年10月、ルワンダのキガリでモントリオール議定書が改正されました。いわゆるキガリ改正は20か国以上の締結という発効要件を満たしたことから、2019年1月1日に発効しました。
特定フロンの代替品の代替フロンもオゾン層破壊効果はないものの、温室効果が高く地球温暖化に影響を与えるので、生産量と消費量の削減義務が課されることになりました。

 

特定フロンと代替フロンの関係
出典 特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)の一部を改正する法律について
(経済産業省、環境省)
http://www.meti.go.jp/press/2018/07/20180710003/20180710003-1.pdf

 

 

特定物質代替物質

代替フロン18種類を特定物質代替物質として追加しました。
地球温暖化係数(GWP)とはCO2を1とした場合の温暖化影響の強さを表す値です。

 

特定物質代替物質の種類 特定物質代替物質 別名 分子式

CAS No.
(参考)

地球温暖化係数(GWP)

議定書附属書F

 

グループⅠ

1,1,2,2-テトラフルオロエタン HFC-134 CHF2CHF2 359-35-3 1100
1,1,1,2-テトラフルオロエタン HFC-134a CH2FCF3 811-97-2 1430
1,1,2-トリフルオロエタン HFC-143 CH2FCHF2 430-66-0 353
1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン HFC-245fa CHF2CH2CF3 460-73-1 1030
1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタン HFC-365mfc CF3CH2CF2CH3 406-58-6 794
1,1,1,2,3,3,3-ヘプタフルオロプロパン HFC-227ea CF3CHFCF3 431-89-0 3220
1,1,1,2,2,3-ヘキサフルオロプロパン HFC-236cb CH2FCF2CF3 677-56-5 1340
1,1,1,2,3,3-ヘキサフルオロプロパン HFC-236ea CHF2CHFCF3 431-63-0 1370
1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン HFC-236fa CF3CH2CF3 690-39-1 9810
1,1,2,2,3-ペンタフルオロプロパン HFC-245ca CH2FCF2CHF2 679-86-7 693
1,1,1,2,3,4,4,5,5,5-デカフルオロペンタン HFC-43-10mee CF3CHFCHFCF2CF3 138495-42-8 1640
ジフルオロメタン HFC-32 CH2F2 75-10-5 675
1,1,1,2,2-ペンタフルオロエタン HFC-125 CHF2CF3 354-33-6 3500
1,1,1-トリフルオロエタン HFC-143a CH3CF3 420-46-2 4470
フルオロメタン HFC-41 CH3F 593-53-3 92
1,2-ジフルオロエタン HFC-152 CH2FCH2F 624-72-6 53
1,1-ジフルオロエタン HFC-152a CH3CHF2 75-37-6 124

議定書附属書F

 

グループⅡ

トリフルオロメタン HFC-23 CHF3 75-46-7 14800

 

代替フロンの製造、輸入

製造には経済産業大臣の許可が、輸入には外為法の規定に基づく経済産業大臣の承認が必要です。

 

温室効果とは

気象庁ホームページより抜粋
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/chishiki_ondanka/p03.html

 

地球の大気には二酸化炭素などの温室効果ガスと呼ばれる気体がわずかに含まれています。これらの気体は赤外線を吸収し、再び放出する性質があります。この性質のため、太陽からの光で暖められた地球の表面から地球の外に向かう赤外線の多くが、熱として大気に蓄積され、再び地球の表面に戻ってきます。この戻ってきた赤外線が、地球の表面付近の大気を暖めます。これを温室効果と呼びます。

 

温室効果の模式図 気象庁

 

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